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冬でも屋根修理・屋根工事はできる!メリットとデメリットを解説
2022年も残り100日を切り、徐々に冬の気配を感じるようになってきました。実は、施工に最適とされている春等のシーズンとは別に、冬でも屋根修理や屋根工事ができることをご存じでしょうか。
一定の条件はあるものの、他のシーズンと遜色なく屋根修理や工事ができ、また需要も少ないため日程も組みやすい等のメリットが複数あります。今回は冬に屋根修理や工事を行うメリットやデメリット、注意点等について詳しくご紹介いたします。
目次
なぜ「冬に屋根修理・工事は向かない」というイメージがあるのか?
冬の屋根修理・工事はいくつか注意しなければならないポイントはあるものの、基本的にはどんな工事でも可能です。屋根の葺き替え工事や雨漏りの工事も問題なく作業することができます。
おそらく「冬に屋根修理・工事が向かない」といわれているのは、塗装の事が大きく関係しているものと思われます。というのも、塗装に限っては「適さない塗装の条件」というものが塗料業者から指示されているためです。条件の指示は以下の通りとなります。
※塗装する箇所の気温が5℃を下回る
※湿度が80~85%と高い
※換気が不十分で結露の可能性がある
※降雨、降雪の可能性または強風時には行わない
この条件に当てはまる気候が多い季節は「冬」です。そのため、冬は施工ができず、不向きと判断されているようです。
しかし、多くの地域では朝は気温が低いものの、昼に近づくにつれてどんどんと気温が上がり、丸一日気温が5℃を下回るといったことはほとんどありません。
冬でもしっかり条件を合わせれば、屋根修理や工事は十分に可能なのです。
冬に屋根修理をするメリットについてご紹介
冬に屋根修理を行うとどんなメリットがあるのでしょうか。ここでは具体的な例をあげながらご紹介していきます。メリットを活かした施工プランを業者と一緒に立てることにより、冬でも高品質な屋根修理や工事が可能となります。上手く活用していきましょう。
1.工事の日程が組みやすい
屋根工事は雨が降る、あるいは台風が発生して上陸するといった悪天候だと工事に入れず、日程がずれてしまうことが多くあります。
しかし、冬は他の季節に比べて雨も少なく、台風が発生することもまずありません。また、上記でご紹介した通り「冬に屋根修理・屋根工事はできない」という意識の方が多いため、いわゆる閑散期になるので、職人の確保も容易です。
工事の日程は他のシーズンよりも組みやすく、日程の都合もつきやすくなります。
2.一日の工事時間が短い
冬の屋根は朝方は霜で凍っている、あるいは雪が積もっていることを想定し、少し時間が経ってから工事に入ります。朝早くからの工事は危険が多く、しっかりした工事ができないためです。
また、日が落ちるのも早く、職人が屋根の上で作業をしている時間はそう多くはなくなってきます。
これは「工期が長くなる」という考え方もありますが、裏を返せば「ご近所への騒音負担が少ない」「依頼主自体の負担も少ない」というメリットとなります。
屋根の音や家の周囲に人が多くいると落ち着かないという方も複数いらっしゃいます。一日の工事時間が短くなることにより、ストレス軽減となることも多くなるでしょう。
3.乾燥した空気は、塗装時に好条件となる
屋根修理や工事の過程で塗料を使う際、必ず乾燥(硬化)させなくてはなりません。塗料の硬化時間は、日照時間や湿度、風の状態に左右されます。
冬は、春や秋に比べて硬化するスピードは落ちますが、時間をかければ綺麗に乾きます。また、気温の低さや日照時間の短さという問題はあるものの「空気が乾燥している」という点では冬が最も有利な条件です。優良な業者であれば塗料の硬化時間をしっかり計算しながら施工を進めてくれますので、安心して依頼できます。
デメリットもあります!冬の屋根修理・屋根工事で注意したいポイントは?
ここまで、冬の屋根修理や工事についてのメリットをご紹介してきましたが、デメリットももちろんあります。どのようなものがあるのか、詳しくご紹介いたします。
1.塗装は作業効率が落ちる可能性がある
屋根に使われている塗料は、塗料メーカーから使用する気候の条件が記載されているほど、施工する際の「環境」に大きく左右されます。特に気温が低いと塗料の伸びが悪くなり、塗りむらが起きやすくなって乾燥に時間がかかります。
屋根塗装は「下塗り」「中塗り」「上塗り」と呼ばれる3回の重ね塗りが必須とされており、塗装における基本中の基本です。前の工程で塗った塗料が乾かないうちに次の塗り作業に進んでしまうと、3層の塗料が上手く効果を発揮せず、再工事が必要になる等トラブルの要因となります。
条件が揃っていても、作業効率として落ちる可能性も環境によってはあり得ます。今のシーズンに塗装をしていいのか、専門業者としっかり細かく相談した上で、塗装する日にちを決めていくことをお勧めいたします。
もちろん、弊社住まいるドクターでもご相談を受け付けていますので、どんな些細なことでも遠慮無くご連絡下さい。
2.雪が降ると作業が中断してしまう
降雪は作業中断の最も大きな要因です。地面や屋根に雪が積もっていると、足場の設置が難しくなります。また、降雪時に屋根等の高い場所で作業するのは非常に危険であり、熟練の職人でも雪が積もっている状態で作業をすることはできず、ある程度溶けるまで待つ必要があります。
関東や関西といった地域ではそれほど雪が降らないので、屋根修理や工事を冬に行うことも可能ですが、豪雪地帯や東北、北海道では、雪解けとなる春先まで屋根工事ができません。
そのため、東北地方や北海道の業者は、安全対策の一環として、屋根修理や工事を一切行わない制限を行っているところもあります。
雪は屋根修理や工事にとって大敵です。できるだけ安定した天候を見計らって業者に依頼しておくといいでしょう。
3.霜が乾燥するまで工事ができない
冬によくある「霜」ですが、こちらも屋根修理や工事の妨げとなります。特に冬は、屋根の表面が夜間に降りた霜や夜露で濡れていることが多くあります。塗装が必要となる工事では、塗装する面が濡れていると工事を一旦中断させる必要があります。
上記でも少し触れましたが、塗装は「塗装部分が乾燥していること」が大前提です。少しでも濡れていたまま塗装すると、余分な水分によって塗料の乾燥が遅くなり、剥がれや膨れといった「塗膜不良」を起こして、仕上がりの品質を著しく落としてしまうためです。
冬場で、屋根が霜や夜露で濡れている場合には乾くまで作業開始を待たなければならず、作業の効率低下や工事の日数遅延を引き起こします。
この辺りも、プロの業者の「見極め」が必須となります。遠慮無く相談し、どのように作業を進めていくか綿密に打ち合わせておくと安心です。
冬の屋根修理・屋根工事も承ります!住まいるドクターにご相談下さい
弊社住まいるドクターは、近畿一円(大阪・京都・奈良・兵庫・和歌山・滋賀)の屋根修理・工事の施工実績を豊富に持つ「屋根の専門家」です。信頼と実績による高品質な施工や経験豊富な熟練の職人による施工技術、工事体制も適切かつスピードを意識して行っております。
また、工務店を一切通さないため、自社で修理から修繕、工事まで全て完結します。これにより、中間マージンが発生せず、修理や修繕費用が非常にリーズナブルにご提供可能!地域最安値に挑戦しております。冬の屋根修理や工事、さらにご不明な点がございましたら、ぜひ住まいるドクターにご相談下さい。
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