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外壁塗装業界で横行する悪徳業者の手口と騙されないためのチェックポイントで危険回避

2022.08.09
コラム

外壁塗装業界では、残念ながら多くの「悪徳業者」が横行しています。被害は年々大きくなり、また手口も巧妙化してきています。信頼と安心のできる、優良な業者を選び抜きたいと多くの方が思うのではないでしょうか。
そこで、今回は外壁塗装の悪徳業者をクローズアップしていきます。なぜ外壁塗装の悪徳業者は増え続けるのか、その手口や騙されないためのチェックポイントについて、詳しくご紹介いたします。

外壁塗装の悪徳業者はなぜ増え続ける?

なぜ外壁塗装の悪徳業者は増え続けてしまうのでしょうか。その理由についてご説明いたします。

訪問営業がしやすい業界である

外壁は、何よりも簡単に外から見えます。そのため、営業しやすく訪問や飛び込み営業が多い傾向があります。特に、直接状況が確認できれば、理由をつけて営業をかけやすくなるでしょう。
訪問された側(家主)も、外壁の知識が豊富な方はあまりいません。そのため「プロである」と自称する営業の言葉に騙されやすく、反論しにくくなってしまいます。
さらに「ここのヒビは雨漏りの原因になる」「塗装が劣化して家そのものが傷んでいる」等と言われると不安が増大し、つい営業の話を聞いて契約してしまうというパターンが多くあります。

「定価」が存在しない

外壁塗装には、実は「定価」が存在しません。人件費や塗料代、解体費等は全て業者の裁量で決められるため、悪徳業者が生まれやすいポイントとなっています。
もちろん、仕入れる塗料には定価がありますが、業者ごとに仕入れ金額が異なる上、「この広さなら何円」という、いわゆる「平米単価」も変わってくるため、実質どの程度の費用になるかは一概にいえません。
高いのか安いのか、一般人である依頼主には判断できないことも、悪徳業者が増える理由です。

顧客の知識が乏しいことが多い

上記でも解説しましたが、依頼主は基本的に、外壁塗装に対する高度な知識を持っていません。そのため、手抜き工事が発覚しにくく、必要な材料費や人件費を削って収益にする悪徳業者が多く存在します。
例えば、塗装は基本的に「下塗り」「中塗り」「上塗り」という3回の塗りが必要です。しかし、悪徳業者は2回しか塗らず、1回分の工数と材料費を節約しようとします。
これを行うと塗装の耐久性が落ち、早い段階でもう一度塗り直しをしなくてはなりません。塗装は10年程度メンテナンスが不要といわれていますが、これはあくまで3回塗りの場合です。
このような知識は素人が到底持っている知識ではなく、外壁塗装が「騙しやすい」といわれている特徴の1つでもあります。

悪徳業者の「ありがち手口」を詳しく解説!

悪徳業者は巧妙かつ不安な気持ちを上手く利用し、法外な契約を結ぼうと近づいてきます。その手口にはどのようなものがあるのか、以下より詳しくご紹介いたします。

1.アポイントもなく突然訪問してくる

悪徳業者の最も多い手口が「家への突然訪問」です。さらに「早急に塗装をしないと大変なことになる」等緊急性を煽りながら営業を始める場合はほぼ間違いなく悪徳業者です。
覚えておいていただきたい考え方として「塗装工事に大きな緊急性は伴わない」というものがあります。
今日明日塗装をしないからといって、突然家が倒壊することはありません。あまりに急がせるような言い方であれば、すぐに話を切り上げ、帰ってもらうよう促すのがお勧めです。

2.見積もり時に大幅な値引きで勧誘する

家屋の塗装や修理といった工事での値引きはそれほど珍しいものではありませんが、あくまでも「端数を切る」「キリのいい金額にする」といった調整要素が大半です。
しかし、悪徳業者は違います。30万円、50万円といった値引きを平気で行い、依頼主に「安さ」や「お得さ」「特別感」を出して契約に持ち込もうとします。
この「高く見せて安くする」ように見せかけるのは「アンカリング効果」と呼ばれる心理学的手法です。
人は最初に与えられた数字(アンカー)を基準に考えてしまう習性があり、その後に提示された別の数字の認識を変化させます。ここでのアンカリング効果は、見積書の中や口頭で値引きを設定することにより、お得感を演出して契約しやすい心理に誘導するものです。この手口も悪徳業者がよく使うものですので、注意しておくことをお勧めいたします。

3.自社で開発したという「オリジナル塗料」を勧める

塗装業者によっては、自社で開発した「オリジナル塗料」での塗装を勧めてくる場合があります。これも悪徳業者には比較的多い手法の1つです。市場で流通する塗料よりも優れているとし、塗料の値段を上乗せしてきます。
この方法にも、一般的な常識と照らし合わせると矛盾が出てきます。というのも、日本での塗料メーカーは以下の3つがシェアの大半を占め、日々より良い塗料の開発と流通に力を入れています。

日本ペイント
https://www.nipponpaint.co.jp/

関西ペイント
https://www.kansai.co.jp/

エスケー化研
https://www.sk-kaken.co.jp/

このような大手塗料メーカーは何十年も前から塗料の開発を行っています。そのような大企業に勝る塗料を、塗装業者が片手間で作れることはまずありません。
オリジナル塗料は市販塗料を薄めていたり、劣化した塗料を使っていることも多くあります。悪徳業者と見なして断りましょう。

4.工事費用の全額前払いを要求してくる

外壁塗装の工事費用は、工事の終了後に支払うのが安全な方法です。工事前に支払うと、そのまま音信不通になってしまったり、施工ミスの補修に追加料金を請求されてしまうことがあります。
業者から前払いの要求が来たら必ず断りましょう。また、疑念を持って一度契約を全て解除すればなお安心です。

5.とにかく不安を煽って契約を急がせる

悪徳業者の勧誘手口には、必ず「不安を煽る」文言が含まれます。外壁状態の危険性や今すぐに工事をしないと家が危ない等、考える余地をなくして契約させるのも悪徳業者の特徴です。
というのも、悪徳業者は「相場や評価を知られるのが怖い」という面があります。一晩置いてしまうだけで、インターネットや親族、近所への相談で相場や会社の評価が知られてしまいます。そうなる前に早々に契約してしまいたい、という意識が強いのです。
繰り返しますが、外壁塗装は「大きな緊急性を伴わない」ものです。十分検討するためにも、不安にさせる、契約を急がせる業者には帰ってもらうのが鉄則です。
一つでも思い当たる方は【一般社団法人 全国住宅外壁診断士協会認定】の外壁塗装診断士へご相談ください。

騙される前に対策を!悪徳業者と契約しない・させないポイントは?

ここまで、悪徳業者の手口についてご紹介してきました。では、具体的に「騙されない対策」はどのように取っていけばいいのでしょうか。ここから悪徳業者と契約しない・させないポイントについて詳しくご紹介いたします。

訪問営業は基本的に信用しない

悪徳業者の大半が「訪問営業」と呼ばれる手段を取ります。直接自宅へ赴き、あれこれ指摘や進言を行うことにより契約が取りやすくなるためです。
訪問営業する全ての業者が悪徳業者と決めつけることはできませんが、訪問営業された場合は強い警戒心と疑念を持って対応することが大切です。
ちなみに、優良業者は口コミやネットの評価で顧客が自ら依頼に来ますので、訪問営業は非効率となり行いません。この違いも覚えておくと役立ちます。

必要以上に不安を煽る業者で「即決」はしない

どんな契約でもいえることですが「即決」をすると後悔することがほとんどです。「今日中に契約するなら割引率を上げます」「今すぐ塗装しないと危険です」と不安を煽って契約の即決を狙ってくる業者とは絶対に契約しないようにして下さい。
不安な気持ちがあったら家族と相談する、あるいは落ち着いて十分に調べてから再検討しても遅くはありません。セールストークに負けないしっかりとした知識と意識が大切です。

見積もり・契約内容について細かく確認する

外壁塗装は専門的な作業で、素人である依頼人には理解しにくい言葉や工程名が使われています。その名称が細かく記載してあるのはもちろん、しっかりと丁寧に説明してくれる業者を選ぶことが悪徳業者を避けることにもつながります。
特に、「一式」「諸経費」とだけ記載された見積書、説明のあやふやな業者は要注意です。わかりにくく簡単な見積書にすることで、悪徳業者は様々なことを隠しています。
見積もりや契約内容については、納得するまで説明を求めましょう。途中で引き上げてしまったり、説明を嫌がる業者とは契約しないのが無難です。

「冷静な対処」で危険回避を!不安な点は「住まいるドクター」にご相談下さい

ご紹介してきたように、悪徳業者は一時の不安な気持ちにつけ込んで法外な契約を持ちかけようとします。何よりも冷静な対処と悪徳業者に対する知識を身につけておくことが、危険回避の第一歩です。
弊社住まいるドクターでは、お客様にご安心いただき、ご満足いただけるサービスをご提供しております。ご不明な点、ご不安なことがございましたら、ぜひ住まいるドクターにご相談下さい。
お客様のご要望に併せてご提案いたしますが、ご安心いただけるように目安となる外壁塗装価格をホームページに掲載しています!

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