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リフォームとリノベーションの違いとは?あなたのおうちに必要なのはどっち?

2020.07.15
コラム


近年「リフォーム」と並んでよく目にするようになった言葉に「リノベーション」という言葉があります。どちらも住宅の改築に関する用語ですが、どこがどう違うか…と聞かれると首を傾げてしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はこの2つの意味について詳しく解説すると共に、リフォーム・リノベーション双方のメリットも合わせてご紹介します。
ご自身に合ったものを選ぶためにも、ぜひ最後までご一読下さい。

リフォームとリノベーションの基礎から知ろう!

リフォームとは?

一般的にリフォームとは「老朽化した建物を新築の状態に戻す」ことを指します。マンションやアパートの場合には、その入居者の住む前の状態に戻すことを指すこともあり、その際は「原状回復」等と呼ばれて区別されます。
壊れている、汚れている、老朽化しているといった「マイナス状態のもの」を「ゼロの状態に戻すための機能の回復」という意味合いとして使われることが多いため、たとえば以下のようなこともリフォームと呼びます。

  • 外装の塗り直し
  • キッチン設備の変更
  • 壁紙の張り替え
  • バスルームの一新

リノベーションとは?

一方、リノベーションとは「既存の建物に大規模な工事を加えて性能や価値を向上させる」ことを指します。リフォームが「マイナスの状態のものをゼロの状態に戻すための機能の回復」という意味合いに対し「プラスαで、新たな機能を追加し価値を向上させる」ことを表しています。
リノベーションは、以下のようなものが該当します。

  • 住まいの空間をデザイン性の高いものに改良する
  • 住環境を現代的なスタイルにする
  • リノベーションしたスタイルに合わせて間取りや内外装を変更する

耐久性や耐震性を高めるために壁の補修を行ったり、家族が増えたことから仕切りの壁をなくして、広々としたLDK(リビングダイニングキッチン)にしたりすることもリノベーションです。
近年はライフスタイルや生活環境に合わせて自由自在にアレンジできるという魅力から、リノベーションの人気が高まっています。

リフォームとリノベーションの「選び方」は?

「小規模な工事」ならリフォーム

リフォームは簡単にいうと「住まいの部分的な改装」を指します。具体的な例は以下の通りです。

  • キッチンや洗面台をもっと使いやすくしたい
  • 古くなったフローリングを新しいものに交換したい
  • 壁紙が汚れてきたので貼り替えたい

このような場合は、リフォームで解決します。
また、リノベーションは既存の配管や壁を撤去するため、完成後のイメージがつかみくくなってしまうかもしれません。大幅なイメージチェンジをしたくない場合にもリフォームが適しています。

「大規模な工事」ならリノベーション

部屋を増やす、間取りを変更するレベルの大規模な工事であれば、リノベーションになります。
具体的な例は以下の通りです。

  • 水回りの機能を大きく向上させたい(配管を移動させたい)
  • 出産・子供の独立・二世帯同居等で部屋の数を変更したい
  • 間取りを大幅に変えたい

このような時には思い切って既存の壁を撤去し、リノベーションを行うと効果的です。
また住宅を購入する際、好みの立地や間取りの新築物件が見つからなかった場合に、中古物件を購入してリノベーションを行う方法も人気を集めています。

リフォームのメリット

メリット1.相場費用が割安

リフォームの費用相場は、内装のみで20万円~100万円ほど、外装のリフォーム相場は80~500万円程度です。
(出典:パナソニックサイトhttps://sumai.panasonic.jp/sumai_create/hiyou/
リフォームを行う住宅の面積や工事の内容、設備の価格にもよりますが、基本的には上記の相場に収まる傾向にあります。
新たに土地を探して新築の家を建てたり、元の家を解体して建て替えたりした場合と比較すると、家をリニューアルする方法の中では最も安い選択肢だといえるでしょう。

メリット2.工事期間が比較的短い

リノベーションと比較すると工事期間が比較的短いのもリフォームのメリットです。ただし、全面リフォームや骨組み以外を丸ごと変える「スケルトンリフォーム」のように、工事の規模が大きくなればなる分工事期間は伸びるため注意が必要です。
しかし、工事の進め方次第では家にいながらリフォームを進められるため、仮住まいの家やその費用を手配する必要がありません。コストカットにつながるポイントです。

税金面での負担が少ない

新築を購入すると、基本的には「固定資産税」がかかります。しかし、リフォームの場合は「建築確認申請」が発生しなければ固定資産税見直しの対象にはならず、税額が上がることはありません。
建築確認申請とは、これから建てようとしている建物が、法律や条令に違反していないことを自治体に届け許可を得る作業のことです。
新たに新築する場合だけではなく、部屋の増築や建物の用途変更、解体する面積が大きく改修する内容が多いリフォーム等は、建築確認申請を済ませておく必要があります。
リフォームは税金面での負担が少なく済むこともあり、まだまだ多くの方が活用しているのです。

リノベーションのメリット

メリット1.生活スタイルに合わせて自由な設計が可能

リノベーションはライフスタイルに合わせた住宅改修がメインになります。例えば子どもが生まれることを見越してどこでも目が届きやすい住空間に間取りを変更したり、収納機能が低く家事の動線が悪いキッチンを使いやすいように作り替える、趣味を楽しむ空間を設けたりと、バリエーションは多種多様です。
住宅スタイルで人気の北欧やアメリカン、フレンチテイストといった自分好みのデザインを表現することも楽しみとして加えられます。

メリット2.物件の選択肢が豊富

中古マンションや中古住宅を改修するリノベーションの場合、新築物件等より選べるエリアと物件数が多いのも魅力です。特に人気のエリアにはすでに住宅が建っていたり、好立地の物件があったとしても設備や環境に不満が残る…というケースが多いのではないでしょうか。
中古物件や築古物件でも、リノベーションで住みよく作り替えることで新築と同様、またはそれ以上の環境が整います。

メリット3.物件の資産価値が高まる

物件の築年数が古くても、リノベーションを実施することで室内の使用や設備の状態等が改善されていると、物件の資産価値が高まり、さらに資産価値が下がりにくくなるケースがあります。長いスパンでライフプランを考えた時にも、築20年以上の中古物件でも資産価値が落ちにくい物件を所有できることが大きなポイントです。

メリット4.新築を建てるよりお得

新築物件は「新築」というだけで、高めの価値設定がされます。結婚や転職といったライフステージの変化と重なることの多い住まい選びは、なるべく予算内かつ低価格で済ませたいものです。
きれいで暮らしやすい、自分好みの物件に住みたい方には、リノベーションは適しているといえるでしょう。

まとめ:リフォーム・リノベーションを賢く選んで快適な生活を送ろう

リフォームとリノベーションは「住居空間を自分達の生活スタイルに合わせる」「より価値のある空間を作る」という点で一致しています。どちらを選ぶかは、ご自身のおうちの状況や環境に合わせて選ぶのがベストだといえるでしょう。
「どちらが適しているかわからない」「この予算でどんなことがしたい」とお悩みの際には、ぜひ弊社にご相談下さいませ。

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