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灯油ボイラーからエコキュートに交換!それぞれのメリットとデメリットを解説

2023.02.15
エコキュート

灯油ボイラーからエコキュートに交換!それぞれのメリットとデメリットを解説
ご自宅の灯油ボイラーが寿命に近づき「この機会にエコキュートへ切り替えてみよう」とお考えになる方が多いようです。確かに、エコキュートはランニングコストが低く、光熱費の負担がグッと減るのが大きなメリットといえます。
反面、イニシャルコストの高さや今までとは違う使い勝手に戸惑ってしまう等、デメリットもあることを理解しておかないと、エコキュートを上手に使いこなせないかもしれません。
そこで、今回は灯油ボイラーとエコキュートの特徴や、交換した際のメリットやデメリットを中心にご紹介いたします。

エコキュートの特徴

エコキュートの正式名称は「冷媒ヒートポンプ給湯器」と呼びます。二酸化炭素を冷媒とし、ヒートポンプの技術を取り入れているためこのような名称が付けられていますが、簡単にいうと「電気と空気の熱を利用してお湯を作る機器」です。
給湯器には、灯油ボイラー(石油給湯器)とガス給湯器、電気給湯器がありますが、エコキュートは電気と空気の熱を利用していることから、他の給湯器と比較的して圧倒的にランニングコストを抑えることが可能です。
また、全ての商品がタンク内にお湯を貯める「貯湯式」なのも、エコキュートならではの特徴です。
エコキュートは基本的に、電気代の安い時間である夜間にお湯を作り、貯湯タンクにお湯をストックします。そのため、日中に地震等の災害が起きて断水というトラブルが起きたとしても、タンク内にあるお湯を生活用水として一時的に活用できます。

灯油ボイラーの特徴

灯油ボイラーは「石油給湯器」とも呼ばれ、その名の通り灯油を燃焼させてお湯を沸かす給湯器のことを指します。20年ほど前までは一般家庭でも利用されていた給湯器ですが、ガス給湯器の普及と共にあまり見かけなくなりました。しかし、現在でも北国等の豪雪地帯では広く使われています。
なぜ豪雪地帯で活用されているのかというと、灯油ボイラーの最大の特徴が「熱量の高さ」であるためです。灯油を用いた給湯を行うため、ガスや電気よりもパワフルな給湯が期待できます。また、豪雪地帯ではガスや電気での給湯はランニングコストが高くなってしまいがちですが、灯油ボイラーであれば、給湯能力の高さから安心して利用でき、ランニングコストもそれほど高くはありません。

灯油ボイラーからエコキュートへの交換は可能なのか?

エコキュートの設置工事が必要となりますが、灯油ボイラーからエコキュートへの交換は可能です。
灯油ボイラーを撤去し、さらに状況に応じて基礎工事や配管工事、電気工事等が必要となりますが、作業は全て専門業者が行いますので、依頼主が作業をすることはありません。
ただし、エコキュートと浴槽が遠い、地盤が緩い、寒冷地等の現場の場合には、エコキュートを安全に使えるよう追加工事が行われることもあるため注意が必要です。
設置前に専門業者とよく相談することをお勧めいたします。

灯油ボイラーからエコキュートに切り替えるメリット

灯油ボイラーからエコキュートに切り替えるとどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、灯油ボイラーからエコキュートへ切り替えた際のメリットについてわかりやすく解説いたします。

給湯コストの削減が期待できる

エコキュートの最も大きなメリットとして「日々の給湯コストを削減できる」というものがあります。
一般的な灯油ボイラーは、月々のランニングコストが5000円前後かかりますが、エコキュートに切り替えると2000円程度まで削減できます。
エコキュートのヒートポンプ技術は、大気中の熱を効率よく利用してお湯を沸かす仕組みとなっていますので、電気のみでお湯を作る電気給湯器と比較しても、3分の1程度の給湯コストになります。灯油ボイラーであればさらにその差は顕著となり、ランニングコストの面で非常に大きなメリットとなります。

手間がかからない

灯油ボイラーは定期的にタンクに灯油を補充しなければなりません。この「灯油の補充」はなかなか大きな負担であり、ポリタンクから灯油ボイラーのタンクに給油する作業はかなりの重労働になります。
定期的にガソリンスタンド等に出向いて灯油を購入しに行くのも、季節柄大きな負担となるでしょう。
エコキュートに切り替えると、上記のような作業はすべて不要となり、手間がかからず気軽にお湯を使えるようになります。

火災のリスクが低減する

灯油ボイラーは、灯油を燃料源にしている関係上、どうしても火災リスクがあります。もちろん、安全に気をつけ、メンテナンスを定期的に行っていればかなりリスクは減りますが、10年近く使っていたり、うっかりメンテナンスを怠っている灯油ボイラーは火災リスクが高くなってしまうのが現状です。
エコキュートは、灯油ボイラーのような火災リスクはほとんどありません。また、灯油ボイラーは独特の煙やにおいがありますが、エコキュートはそれもなく、安心して利用できます。

停電でもお湯が利用できる

万が一地震や天災のトラブルに遭った場合、灯油ボイラーはお湯を使えなくなってしまいます。その点、エコキュートはタンクに貯めてあるお湯を生活用水として取り出すことができます。
灯油ボイラーは稼働するのに電気を利用するため、災害で電気が止まれば使用できなくなります。また、瞬間式の給湯器ですので、エコキュートのようにお湯を貯めておく機能はありません。
万が一の時の安心につながるのも、エコキュートの大きなメリットです。

灯油ボイラーからエコキュートに切り替えるデメリット

ここまで、灯油ボイラーからエコキュートへ切り替えるメリットをご紹介してきましたが、もちろんデメリットも存在します。ここからは、灯油ボイラーからエコキュートへ切り替えた際のデメリットについて詳しくご紹介いたします。

イニシャルコストが高い

エコキュートは灯油ボイラーに比べると本体の値段が高くなっています。また、200Vの電源設置や電力会社への申請等、工事にかかる費用も高額です。
具体的には、灯油ボイラーの初期費用が約30万円前後なのに対し、エコキュートは50万円~70万円のイニシャルコストがかかります。
切り替える際には、ランニングコストの削減効果等、上記でご紹介したエコキュートのメリットを考慮しながら、総合的に判断する必要があるでしょう。

設置スペースが必要となる

エコキュートは「ヒートポンプユニット」と「貯湯タンク」という2つの機器を設置する必要があり、灯油ボイラーと比べるとかなり広い設置スペースが必要となります。
灯油ボイラーからの切り替えを検討する際には、まず「エコキュートの設置スペースが確保できるか」を確認しましょう。
近年のエコキュートは設置スペースの狭さに対応できるよう、薄型や省スペース型のエコキュートも開発されています。ご自宅の設置スペースに合わせたエコキュートを選ぶのがお勧めです。

安全性の高さやコストパフォーマンスを考えるとエコキュートがお勧め!!

ここまで灯油ボイラーとエコキュートそれぞれのメリットデメリットをご紹介しました。
設置スペースと購入費用があれば、長期的なコストの削減だけではなく、安全性の高さ、使い勝手の良さも考え灯油ボイラーからエコキュートに交換するのがおすすめです。
給油ボイラーの交換時期や、給油作業が大変になってきた。と感じる方は是非エコキュートへの交換をご検討ください。

エコキュートへの交換なら住まいるドクターへぜひご相談下さい!

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