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外壁塗装のひび割れは危険!その原因と対処法を解説

2021.10.22
コラム


ご自宅の外壁でついつい「後でいいかな…」と見逃してしまいがちなのが、「ひび割れ(クラック)」です。放置してしまうと雨漏りはもちろん、建物自体の耐久性が落ちる要因にもなります。ひび割れは長く、深いほど危険と判断されるものです。
また、ひび割れは見た目だけではなく家自体の耐久年数にも関わってきます。十分気をつけてチェックしておき、ひび割れを見つけたら早めに専門業者に依頼して補修を依頼しましょう。細かく補修を行っておくことで、快適で長く住み続けられる家になります。
今回は、快適で長く住み続けられるご自宅になるよう、外壁塗装のひび割れが起こる原因や対処法について詳しくご紹介いたします。

外壁塗装で「ひび割れ」が起こる原因は?

外壁塗装でひび割れが起こる原因には、どのようなものが考えられるのでしょうか。この項目で詳しく見ていきましょう。

1.外壁の経年劣化

外壁は基本的に時間と共に劣化していきます。これを「経年劣化」と呼びます。基本的には10年ごとに塗装のメンテナンスを行い、その上で20年~40年程度で外壁素材そのものを交換する必要があります。
つまり、外壁塗装を行ってから10年目がメンテナンスの目安となり、この辺りの年数でひび割れが起こることが多いようです。ひび割れの原因のほとんどは、この経年劣化が占めています。
また、外壁は常に外の環境に晒されている状態のため、目に見えない小さな規模で膨張や収縮を繰り返しています。この動きに外壁の素材が追いつかず、ひび割れが起きてしまうことも多くあります。これが蓄積してしまうのも「外壁の経年劣化」といえるでしょう。

2.地震による揺れ

地震の揺れが原因で外壁にひび割れが発生する事例も多く発生しています。しかも近年は各地で大きな震度を観測していることもあり、最新の注意が必要です。
地震が原因の場合、塗装の表面だけではなく、外壁の内部や家屋の構造そのものにまで影響を及ぼしている可能性があり、地震後はできるだけ入念にチェックをしておいた方がいいでしょう。

3.大きい車・電車の振動

国道などの大きな道路に面している住宅に多いのが、この車や電車の振動によるひび割れです。特にトラックや電車の振動は大きく、その振動でひび割れが発生してしまうことがあります。
また、経年劣化と合併することにより、想像より早く、深くひび割れが起こる可能性もあります。
立地の面で気になる方は日頃からこまめに外壁のチェックをしておいて下さい。

4.外壁塗装工事の施工不良

外壁塗装工事を行って数ヶ月でひび割れが発生した場合は「施工不良」の可能性が高くなります。どんな環境であれ、外壁塗装工事後数ヶ月でひび割れが起きてしまうことはありません。
施工不良によるひび割れの発生例は以下のようなものがあります。

乾燥不足

外壁塗装の工程において、乾燥時間は欠かせません。下塗り・中塗り・仕上げ塗りの間に必ずメーカー指定の乾燥時間が必要となります。
しかし、工期を急いでいたり乾燥時間の計算を間違えていたりすると、しっかりと塗料が固着せずにひび割れの原因となります。

塗料の選択を間違えてしまう

塗料を選ぶ際、基本的には同じ製品の塗料を使用します。別メーカーのものだとしても、相性を考えて選ばなければなりません。しかし、施行する塗装業者が相性を考慮せずに選ぶと、塗装のひび割れの他にも膨れや剥がれの原因となる可能性があります。

ひび割れの種類と対処法を合わせて解説!

ひび割れの原因がわかったら、次は種類や対処法を知っておきましょう。基本的には業者に依頼することが最優先ですが、ご自身でひび割れの種類や原因を把握しておけば、業者に説明する際にも双方理解が早く、スムーズに物事が進みます。
ここでは、ひび割れの種類と対処法を合わせてご紹介いたします。

ヘアークラック

塗料が乾燥した状態の外側にできる、細く短いひび割れの総称です。髪の毛のようなひび割れに見えることから、この名前が付けられています。基準としては、幅0.3mm以下、深さ4mm以下のひび割れをヘアークラックとして扱います。
基本的には塗料の経年劣化で発生しますが、外壁塗装のメンテナンスが終わった後すぐに生じた場合は、施工不良の可能性が強くなります。必ず問い合わせるようにしましょう。
この段階で補修工事を依頼すると費用や工事期間も少なくなるほか、家屋そのもののダメージも少なくなります。ヘアークラックを見つけたら、できるだけ早く業者に依頼するのがお勧めです。

乾燥クラック

主にモルタルを使った外壁で起こるひび割れです。モルタルを使った外壁材は「湿式工法」と呼ばれる工法を用います。モルタルを水と混ぜ合わせ、職人が塗っていく工法です。この湿式工法を使っている外壁の場合、完全に収縮が終わってしまう前に塗装してしまうと、素地の収縮に追いつかなくなってひび割れが起きます。主に家屋の壁部分など、面積の大きな場所で起こりやすくなっています。
ただし、乾燥クラックは「その時点で」しっかり対処しておけば、それ以上ひび割れが拡大することはありません。早めに業者に連絡し、補修の依頼をしておきましょう。放っておくとどんどん拡大してしまうので、注意が必要です。

構造クラック

建物に構造的な欠陥がある、凍結と融解を繰り返している、建物が土地の環境で沈下しているといった理由から発生しているひび割れのことを指します。
このひび割れは、主に東日本大震災の時に多く見られました。地震による地盤沈下や、地震により建物の構造そのものがダメージを受けて歪んでしまうことにより、外壁がひび割れてしまいます。
長さ0.3mm以上、深さ5mm以上のひび割れは構造クラックの可能性があり、建物の基礎の強度が低下している可能性を示唆しています。
構造クラックの場合、まずは建物の点検と補修が最優先となります。場合によっては建物の強度計算や施工時の工法の確認も行う必要があるでしょう。その上で、まずは建物を補修するのか、外壁塗装だけで問題ないのかを業者とよく相談しながら判断していく必要があります。

縁切りクラック

外壁材で壁を塗装する際、基本的には「一度に一面」で仕上げていかないと、先に塗った部分と新しく塗った部分で差異が生じてしまいます。何らかの理由で作業を中断してしまった、あるいは部分的にやり直しをすると、前後で塗った部分の時間差でひび割れが生じます。これを「縁切りクラック」と呼びます。
この縁切りクラックについては、外壁塗装を行う職人の注意力がほぼ全てです。ただし、塗装を依頼した側もできるだけ注意深く見ておくといいでしょう。特に天候の急変や塗装期間の日数が空いているといった場合には要注意です。

外壁塗装の補修を迅速かつ丁寧に!ひび割れのお悩みは「住まいるドクター」へご相談下さい

住まいるドクターでは、高品質の外壁塗装を提供するために、以下の3つを重視しています。
1.塗装選定
外壁素材がどのようなもので構成されているのかを迅速に判断し、素材を選別して塗料を選定します。

2.塗装診断
「必要なところを必要なだけ」修理することでお客様への負担をできるだけ軽減いたします。外壁材の補修やひび割れの修理について、工事前に診断を行います。

3.塗装工事
お客様のご要望に合わせた外壁素材を選定し、予算に合わせて塗装工事を行います。

また、最短で即日現地調査も可能です。
ひび割れの他にも、壁の色あせや劣化で気になる点がございましたら、ぜひ住まいるドクターまでお気軽にご相談下さい!
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