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エコキュートの電気代が高い!電気代が高くなる原因と効果的な節約術をご紹介
エコキュートを導入する際の大きなメリットとして「電気代が安くなる」というものがあります。ランニングコストはガス給湯器よりも良く、期待を持って導入した方も多いのではないでしょうか。
しかし、実際に導入してみると「あまり変わらない」「思ったより節約にはなっていない」というご意見もよく耳にします。原因としては、エコキュートの使い方や設定、ライフスタイルに適していないといった複数の可能性が考えられます。
そこで、今回はエコキュートを使用して電気代が高くなってしまう原因と、効果的な節約術について詳しくご紹介いたします。
目次
エコキュートの給湯の仕組みと電気代の密な関係
エコキュートの給湯の仕組みをご存じでしょうか。エコキュートは、電気の力で空気中の熱を集めてお湯を沸かし、沸かしたお湯は貯湯タンクで保温した上で、適宜給湯して使用します。ただし、貯湯タンク内のお湯は非常に高温なので、水を混ぜて設定された温度にまで下げて給湯します。
この仕組みはガス給湯器よりもコストが良く、ランニングコストは70%程度削減できるというデータもあります。
(参考URL:ダイキン公式HP:https://www.daikinaircon.com/sumai/alldenka/ecocute/denki/)
このように、エコキュートの給湯の仕組みが、電気代の節約や削減と緊密につながっているため、エコキュートをどう使っているかによって電気代が変わることになります。
なぜかエコキュートの電気代が高い…原因は?
エコキュートを導入すると電気代が安くなるはずなのに、あまり変わらない、変わらないどころか高くなっている…とお悩みの方も多いようです。
エコキュートは「導入した」だけでは電気代の節約や削減にはならないことがあります。適切な設定や料金プランの変更など、いくつかの見直しが必要となってくることがあるのです。
ここでは、なぜエコキュートの電気代は高いのか?推定できる原因について、わかりやすくご紹介いたします。
日中に沸き増しをしている
エコキュートを導入していても電気代が高くなる原因として「日中の沸き増し」が多くあげられます。エコキュートは基本的に、電気代が安くなっている夜間に稼働し、貯湯タンクにお湯を貯めておく仕組みです。
電力会社によって変わりますが、日中の電気代は夜間の約2~3倍、ピーク時には夜間の約5倍にまで跳ね上がることがあります。そのため、電気料金が高く設定されている日中の時間帯に、エコキュートが稼働して沸き増しを行ってしまうと、電気代が高くなる原因となります。
適した料金プランになってない
エコキュートの「お湯を作り貯めておく」機能に適した料金プランになっている必要があります。電力会社では、様々な料金プランが設定されていて、ライフスタイルや家族構成に合わせて選択が可能となっています。
家庭の生活環境により最適なプランは異なりますが、基本的には「夜間料金が割安に設定されている」料金プランを選択しておくことにより、電気代が抑えられます。
ただし、近年はコロナ禍の影響でリモートワークが増える、日中自宅にいる家族の人数が変わるといったライフスタイルの変化も多くあります。その際には、ご家族のライフスタイルに合致した料金プランを選択すると、電気代の節約につながることもあります。
古いエコキュートを使用している
電気の使用量や使用する時間帯の他にも、古いエコキュートを使用し続けていることで、電気代が高くなっている可能性があります。
エコキュートの販売が始まったのは2001年頃です。初期の頃のエコキュートは、節約設定や沸き増しを行う時間設定ができない機種も多くあり、電気代がかさむ原因ともなるので注意が必要です。
また、エコキュートの耐用年数は10~15年程度です。耐用年数以上に使用しているエコキュートは、電気代の面だけではなく、安全面にもリスクが出てくるので、できるだけ買い換えを検討しましょう。
エコキュートの効果的な節約術をご紹介します!
ここまで、エコキュートを使っても電気代が節約・削減できない原因についてご紹介してきました。では反対に、効果的な節約方法にはどのようなものがあるのでしょうか。ここからは、エコキュートの効果的な節約術やポイントを4つに絞ってご紹介いたします。ぜひご自宅のエコキュートを様々な角度や視点から見直してみて下さい。
1.日中の沸き増し設定を見直す
ほとんどのエコキュートには「自動沸き増し設定」と呼ばれる機能があります。タンクのお湯が少量になると、自動的にお湯を沸かして貯湯タンクに貯めておくものです。「お湯を使いたい時に出ない」というトラブルを予防するための機能ですが、日中にこの機能を使うと、昼間の電気代が高くなってしまう原因となります。日中の沸き増し設定を見直し、必要ない場合には自動沸き増し設定を停止しておくといいでしょう。
2.電気料金プランを意識してエコキュートを使用する
エコキュートは、電気代が安くなっている時間帯にお湯を作って貯めておくことにより、電気代の節約になります。電力会社では、夜の電気代が通常より安くなるプランを、エコキュート用やオール電化用に用意しています。主に夜にエコキュートを使用する際には、料金プランの見直しをしてみると改善されることがあります。
ただし、上記でもご紹介しましたが、ライフスタイルの変化により、日中でも電気を使う機会が増えた場合には、トータルで見て安くなるプランに変更する必要があるかもしれません。
どのようなプランが適しているのか不安になってしまう際には、電力会社に直接相談してみましょう。電力会社ではプランの相談窓口を設置していますので、問い合わせてチェックすると確実です。
3.給湯温度や保温設定がどうなっているかチェックする
給湯温度や保温設定も、電気代に影響を及ぼす要因になります。給湯温度を高く設定していると、エコキュートは設定された温度まで水を温めなければならないため、電気代が高くなってしまいます。
また、保温設定も「湯温のキープ」を電気で行うため、同じく電気代が高くなる原因となります。給湯温度や保温の設定温度を見直すことにより、電気代の節約になります。
さらに、長期の旅行や自宅を留守にする際には、エコキュートを「休止モード」にしておけば、電気代の大幅節約になります。出かける時に設定しておくといいでしょう。
4.ライフスタイルに合ったエコキュートを選ぶ
エコキュートは「使用する家族人数・使用量」が想定された上で設計されています。人数や使用量が合ったタイプのものを選ばないと、電気代が上手く節約できません。
特に貯湯タンクの大きさは重要です。家族人数や使用量に合わない容量の小さなタンクだと、すぐに湯切れして何度もお湯を沸かさなければならず、大きすぎると電気代やランニングコストが無駄にかかってしまいます。パンフレットや説明書には、必ず想定された「家族人数・使用量」が記載されています。家族人数はもちろん、ライフスタイルも考慮しながらエコキュートを選ぶことをお勧めいたします。
広く普及してきたエコキュートのメリットとデメリットをここでおさらい!
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