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エコキュートとガス給湯器の違いは?メリットとデメリットを解説

2023.04.12
コラム

ガス給湯器イメージ

給湯器を交換する際「ガス給湯器」と「エコキュート」のどちらかで迷う方がいらっしゃいます。従来通りのガス給湯器よりも、光熱費が節約できるエコキュートの方がいいのでは…?でもどんな違いやメリット・デメリットがあるのかわからないというお声も多くあります。

そこで、今回はエコキュートとガス給湯器の違いについて、プロ目線で徹底解説!メリットとデメリットについても詳しくご紹介いたします。

エコキュートとガス給湯器の違いについて詳しく解説!

エコキュートとガス給湯器にはどのような違いがあるのでしょうか。「給湯の方法」や「本体価格と設置費用」「光熱費」等、項目別にご紹介いたします。

給湯の方法

ガス給湯器はお湯を作る際にガスと電気を使ってお湯を作りますが、エコキュートは電気のみです。エネルギー量を単純に比較すると、エコキュートの方が、少ないエネルギーで効率良くお湯を作ることが可能となります。

また、エコキュートは電気と空気の熱も利用しているため、より少ない電気でお湯を作れます。エコキュートに買い換えることで、給湯時の光熱費の節約が期待できます。

本体価格と設置費用について

エコキュートの本体価格と設置費用は合わせて40万円~50万円前後といわれています。ただし、この価格帯はエコキュートのタイプによって変わり、さらにはメーカーごとの独自機能により変動します。

一方、ガス給湯器の本体価格と設置費用は15万円~40万円と幅があります。追い焚き機能のないガス給湯器であれば15万円~20万円ですが、追い焚き機能が付いていたり、メーカーごとの独自機能があると高くなっていく傾向があります。

このように、本体価格と設置費用だけを見るとエコキュートよりガス給湯器の方が安価ですが、光熱費を含めたトータルで支払う金額を計算、比較すると、エコキュートの方がお得になります。

光熱費

例として、パナソニックによると、パナソニック製エコキュートの給湯にかかる光熱費は月平均約2000円と発表されており、年間にすると2万4000円、10年間で計算すると24万円となります。

(参考:https://sumai.panasonic.jp/hp/2point/2_3.html

ガス給湯器の場合、都市ガスを使用した場合の給湯にかかる光熱費の平均は約5250円で、年間にすると6万3600円、10年間でみると63万6000円です。都市ガスよりも料金の高いプロパンガスだと、光熱費はさらに上がります。

このように、エコキュートとガス給湯器をそれぞれ10年使用した場合の光熱費の差額は39万円となり、ランニングコストは圧倒的にエコキュートが優位といえます。

設置スペース

設置スペースを検討した場合、エコキュートよりもガス給湯器の方がコンパクトで設置は容易です。

エコキュートは「貯湯タンク」と「ヒートポンプユニット」と呼ばれる2つの機器がセットになっています。そのため、自宅敷地内にそれなりのスペースが必要です。

近年では設置スペースをできるだけ抑えようと「スリムサイズ」と呼ばれるエコキュートも開発されていますが、マンションや敷地の狭い戸建てでは設置できない場合があります。

災害時に飲用水として使用できるか?

一般的に、ガス給湯器で沸かしたお湯は飲め、エコキュートのお湯は飲めないとされています。これは、エコキュートが貯湯式を採用しており、作られたお湯が長い時間タンクに貯められているため、衛生面に欠けることが理由です。生活用水としての使用は勧められているものの、飲用には不向きであるという見解が、エコキュートの主要メーカーから出ています。

ガス給湯器で沸かすのは瞬間湯沸かし式のため、衛生面から見ても安全で飲用水に適しています。

エコキュートのお湯を飲用水や料理用の水として使用する場合には、煮沸してから使用するようにしましょう。

 

安全性

ガス給湯器はガスを利用するため、災害時や内部で不具合が起きると引火する可能性があり、火災を誘引するリスクがあります。一方、エコキュートはガスを使用しない給湯器のため、不具合が起きたり災害時でも火災のリスクは最小限で済みます。

また、上記でもご紹介したように、エコキュートは貯湯タンク内に残っているお湯を生活用水として利用できますが、ガス給湯器は使用することはできません。ガス管の破裂や水道管のトラブル、停電時には使用できなくなります。

 

ガス給湯器からエコキュートへ!メリットとデメリットは?

ガス給湯器からエコキュートへ買い換える際には、メリットとデメリットを十分に理解した上での交換をしないと、トラブルの原因になりがちです。ここでは、ガス給湯器からエコキュートへ変更する際のメリット・デメリットについてご紹介いたします。

 

メリット1.大幅な光熱費の節約ができる

エコキュートの最大のメリットとして「光熱費の節約」があげられます。上記の比較でもご紹介しましたが、ガス給湯器よりも大幅に光熱費が節約できる他、省エネにもなります、

実際にエコキュートを使っているお客様の中には「光熱費が半分になった」というお声もあり、エコキュートに変えて良かった!と喜ばれています。

ただし、どの程度まで光熱費が削減できるかは、それぞれのご家族の構成やライフスタイルによって変わってきますので、一律で半分になるわけではありません。詳しくは弊社住まいるドクターまでご相談下さい

メリット2.ガスによる様々なリスクが低減する

お湯を沸かすためにガスを燃焼させるガス給湯器と、大気の熱と電気を利用するエコキュートでは、ガスによる火災リスクが大幅に低減します。

また、ガス給湯器を古いまま利用していると一酸化炭素が不完全燃焼により発生し、一酸化炭素中毒を引き起こして、最悪の場合命を落としてしまう可能性もあります。

エコキュートはお湯を沸かすために何かを燃焼させることがなく、一酸化炭素中毒を起こすことはありません。安心して使うことができるのも、エコキュートのメリットといえるでしょう。

 

メリット3.災害時の復旧が早い

ライフラインといわれている「電気」「水道」「ガス」は、暮らしには欠かせないものです。この中でも、電気の復旧は最優先に進められるため、エコキュートも早い復旧が期待できます。

以前の災害で、電気・水道・ガスが9割程度復旧するまでの日数は以下の通りです。

  阪神淡路大震災(1995/1/17) 東日本大震災(2011/3/11)
電気 2日 6日
水道 37日 24日
ガス 61日 34日

(参考:ライフラインが復旧するまでにかかる日数

 

デメリット1.イニシャルコスト(初期費用)が高い

エコキュートは、設置後のランニングコストはガス給湯器に勝るものの、イニシャルコストは高くなっています。家族で毎日お湯を使い、しかも量が多い場合にはエコキュートのメリットが最大限生かされますが、家族の人数が少ない、それほどお湯を使わない場合には十分な比較検討が必要です。

 

デメリット2.お湯切れが発生することがある

エコキュートは、基本的に電気代が安くなる深夜にお湯を沸かし、貯湯タンクに貯めておきます。そのため、タンクに貯まっているお湯を全て使い切ってしまうと、次に沸かすまで時間がかかり、お湯が使えなくなります。特に、親族が泊まりに来る、年末年始やゴールデンウィーク、お盆休み等で自宅にいる時間が増える等があると起こりやすいデメリットとなります。

解決策としては「ワンサイズ大きい貯湯タンクのエコキュート」を選ぶという方法があります。家族構成的にギリギリの貯湯タンクを選ぶと、お湯切れを起こしやすくなりますので、余裕を持ったタンクの選択をお勧めいたします。

 

エコキュートへの交換・相談を承ります!ぜひ住まいるドクターへご連絡下さい!

弊社住まいるドクターでは、ガス給湯器からエコキュートへの交換相談サービスを行っております。

「エコキュートで光熱費を節約したい」「最も適したエコキュートを選んで交換したい」といったご要望がありましたら、ぜひ弊社住まいるドクターにご相談下さい。「迅速さ」「安さ」「手厚さ」「親切さ」でお客様にご満足いただけるよう現場調査からお見積もり、設置まで親切丁寧に対応いたします。

エコキュートへの交換相談のことなら、ぜひ住まいるドクターへご連絡下さい。

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